バイクを盗まれた!盗難時の対応と予防策
・焦らずにまずは警察に通報
バイクの盗難は年間で20万件を越えるともいわれ、かなり頻繁に発生している犯罪であることがわかります。
タイヤロックをしても、バイクごと運ばれてしまう悪質な窃盗団が存在するようですので、チェーンを電柱など動かない場所につなぐなど、さまざまな盗難対策を行なうことはとても重要です。
しっかり対策をしていてもバイクを盗まれてしまったとき、どうしたらいいのかわからずついパニックになってしまいますが、まずは落ち着いて警察に被害届を出しましょう。
警察から事情聴取を受けますので、必要なことに答え、本人確認資料を添えて申請します。
バイクに盗難保険をかけているのでれば、保険会社にも連絡しておきましょう。
盗難保険とは、仮に自分のバイクが盗難の被害に遭ったときに補償してもらえる保険で、いろいろな特約がついています。
最大300万円まで補償してもらえる保険もあるようですので、ぜひ加入しておくことをおすすめします。
盗まれたバイクが見つかる可能性は10%にも満たないといわれていますが、もしバイクが見つかったときは、警察から連絡が入ります。
車両登録のし直しなど、所定の手続きが発生しますので、不明点は警察に相談しながら手続きを行いましょう。
もし、自分が盗難されたバイクを見つけた場合には、被害届の処理などがありますので、必ず警察にその旨を届け出てください。
・執念でバイク盗難犯を見つけた実例
大切にしていたバイクが盗難されてしまったとき、どうしてもあきらめられないという人も多いと思います。
あるライダーは、自分のバイクが盗難されてしまったとき、執念でその犯人を見つけ出したそうです。
その一部始終をご紹介したいと思います。
Aさんは大切にしていたバイクが盗難に遭ってしまい、警察で被害届を出した後、あちこち必死で探し回りました。
しかし見つけることはできなかったのですが、もしかしたらオークションで売られるかもしれないと思い、自分の車種でオークションの出品を毎日チェックしていたのだそうです。
バイクは同じ車種のものがたくさんありますが、Aさんが乗っていたバイクは少し珍しい車種で、色も個性があったこと、またボディに目立つ傷があったことから、出品されたらすぐにわかると考えました。
毎日チェックを続けていたら、2ヶ月後になんと自分の乗っていたバイクと同じ車種が出品されたのです。
パーツが変えてあり、見た目は違っていましたが、ボディ色はそのままだったので、イチかバチかでそのバイクを落札。
バイク輸送便で送られてきたバイクには、Aさんの付けた目立つ傷がありました。
Aさんは急いで警察にその旨を伝え、出品者は無事ご用となったそうです。