新車に慣らし運転が必要な理由
慣らし運転とは?
新車を購入した際や、バイクのメンテナンスをした後などにした方が良いのが、慣らし運転です。
慣らし運転はエンジンの回転数を一定距離まで抑えて走らせることで、バイクの調子を整える走り方になります。
この慣らし運転をすることで、エンジンの回転数を抑えては知ることでパーツ部分が馴染み、こすれ合う部分が徐々にバイクに馴染んでエンジンへの負担を減らすことができます。
目安として走行1000㎞まで、エンジンの回転数を4000回転に抑えて走るようにすることがポイントです。
新車の場合は特に走行距離がある程度長くならないと慣らし運転として不十分ですので、最初のうちは回転数は控えめで走るようにしましょう。
慣らし運転が必要な理由
慣らし運転は部品を馴染ませてエンジンへの負担を減らす為に行われます。
エンジンの中でも非常に重要なパーツであるシリンダー部分は特に、慣らし運転をすることでダメージを防ぎ、少しずつ馴染ませることが出来るのです。
長期的にエンジンを長持ちさせる事にも繋がりますので、長い期間バイクに乗りたい方こそ慣らし運転は欠かせません。
また慣らし運転をすることでバイクが効率の良いエンジンの動かし方を理解しスムーズに稼働することが出来ますので、バイク本来のパワーを引き出すためにも必要な運転です。
慣らし運転をすることでエンジン全体がスムーズに回るようになった結果、バイクが元々持っている底力を存分に発揮し、本来のパワーを出せるようになります。
バイクが持っている真の力を引き出すためにも、慣らし運転は重要なファクターと言えるでしょう。
慣らし運転で大切なこと
慣らし運転ではとにかく回転数を抑えて、丁寧な走りを心がける事が大切です。
慣らし運転を行うことでライダー自身も少しずつバイクに馴染んでいき、バイクのクセやバイクをスムーズに動かすためのコツを知ることができるでしょう。
もちろん、慣らし運転をせずともバイクは動きますが、バイク本体に負担がかかり寿命が短くなってしまいます。
バイク本体を長持ちさせる為にも、新車の場合は特に根気よく慣らし運転を続けて、バイクを徐々に稼働させると良いでしょう。
中古車バイクであれば慣らし運転をせずとも問題ないかと思いますが、慣らし運転をすることでライダー自身もバイクの動作になれることができます。
中には走行距離がそもそも少なく慣らし運転が不十分なバイクもあれば、エンジンなどパーツ部分をそっくり入れ替えているような中古車もありますので、やはり慣らし運転は大切です。
もちろんある程度はケースバイケースですので、バイクの状態に合わせて慣らし運転が必要かどうかを判断すると良いでしょう。