知っておきたいバイク走行時の手信号

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手信号が必要な理由

バイクに乗っている時には基本的に周囲とコミュニケーションを取ることができません。
自動車と異なりハンドルから手を放したり目線で合図をしたりということが難しいので、周囲の車両と意思疎通を図るときにはわかるようなサインをする必要があります。

教習所などで教えるような正式なものではないものの、ライダーの間には暗黙の了解的なハンドサインが存在しています。
路上に出たばかりの新人ライダーにとっては突然で驚くことがあるかもしれませんが、基本的なものをいくつか覚えておくだけでも周囲とのコミュニケーションが取りやすくなるのでいくつか予備知識的に覚えておくことをおすすめします。

またハンドサインを覚えて置くことにより整備不良による減点を受けなくなるというメリットもあります。
あまり知られていないようですが、乗車中にハンドサインによって右折・左折の合図をすることにより、ウインカーが動かない場合でも減点の対象になりません。

例えば出先で急にウインカーがつかなくなってしまった場合には、ハンドサインで代替することにより、もし交通検問があってもそれを指摘されずにすみます。
ウインカーを出さずに進路を変更することは「合図不履行」という違反行為になりますので反則金6千円に加えて減点1点がつきます。

軽微な違反であっても点数がつくことにより次回以降の免許更新や保険の料率に関わってきますので、急場を凌ぐための方法として覚えておくことをおすすめします。

ウインカーの代わりに行うハンドサインとして、左折時には左手をまっすぐ水平に伸ばすようにし、右折時には肩の高さに掲げた腕を直角になる角度で上げるというものがあります。
出すタイミングとしては普通のウインカーを出す時と同じなので、周囲に車両がいる時に注意をして行いましょう。

使用頻度が高い手信号

バイク用の手信号として他に有名なものをいくつか紹介すると、まずスピードを落とすように示す手を下に向けて軽く振るという仕草があります。

これは道路工事などでもよく見かける合図なのでわかりやすいと思いますが、この先に何か危険があるということを示すために周囲にスピードを落とすように示すときに使います。

次によくあるのが先に行ってもらいたいときに行う指先を前に向けて回して示すということがあります。
初心者であまりスピードを出したくないという時や、何らかの不具合がバイクに発生しているときに道をゆずるということで行います。

他にも一緒にツーリングをしている人に向けて行うサインとしてタンク部分を指さすことでガス欠が近いというようなことも比較的よくある方法です。

それとツーリングで人気の道路でよく見かけるのがすれ違いざまに軽くヘルメットを叩くような仕草で、これはその道路の先に交通検問があるという合図です。

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