バイクタンクに穴が空いた時の修理方法

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劣化によりタンクに穴が開くことがあります

バイクが走行するための燃料を入れる場所であるタンクですが、古いバイクなど劣化が進んだ場合には穴が開いてしまうことがあります。

タンクに穴が開いてしまうと、当然のことながら内部に入っているガソリンが漏れてしまいます。
ガソリンは揮発性と燃焼性の高い性質を持っていることから、そのままにしていると走行中の爆発や保管中の火事を引き起こす危険があります。

タンクの穴を発見してしまったら必ず早めに対応をするようにし、そのまま走行をするということは絶対にやめるようにしましょう。

最もよいのはタンクごと交換をするということです。
タンクの交換は対応するサイズのものがあれば比較的簡単に行うことができます。
タンク本体は数千円~数万円から購入をすることができ、慣れた人であれば数分程度でできてしまう作業なので、もし古いバイクをカスタマイズして使いたいという時にはいっそ丸ごと交換をしてしまう方がよいかもしれません。

内側から塞ぐ修理方法

タンクをすぐに交換できるわけではない場合や、ガソリン漏れが部分的なものであるならちょっとした方法で修理をして使い続けるということもできます。

タンクの修理をする前には必ず内部に入っているガソリンをすべて抜き、パテを使って修繕していくことになります。
修理方法は大きく内側から塞ぐ方法と、外側から塞ぐ方法の二種類があります。

まず内側から塞ぐ方法ですが、これは内部に化学薬品を投入することにより穴の部分をコーティングするというやり方です。

使用するのはウレタン塗料、FRP樹脂、タンク専用のコーティング剤といったものでまず最初に内部についているサビを取り除いて洗浄をしたあとにコーティング剤を入れていきます。

手順としては先にガソリンタンクのコックをひねって内部の燃料をすべて抜き取り、その後内部を中性洗剤で洗います。

その後サミと資材を入れて丁寧にサビを取り除いてから内部を乾燥させ、穴を外側からテープでカバーしてからコーティング剤を入れます。

外側から塞ぐ修理方法

穴が目立つようになった場合にはパテを使って物理的に塞ぐという方法がおすすめです。
修理用パテはホームセンターなどに販売されているので、半田ごてと合わせて塞ぐ作業をしていきます。

こちらも内部から塞ぐ方法同様に、ガソリンが残っていると危険なので先にすべて取り除いてから作業を開始します。
内部を清掃したら金属補修用パテを使って穴を隙間なく埋めるようにしていき、仕上げにヤスリを使って形を整えます。

熱を使わないパテのみの修復方法もありますが、その場合は半田ごてと比べて強度に劣ることがあるので穴が大きい場合や漏れが激しいときにはできるだけ半田ごてで行うようにしましょう。

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